海外旅行に行くときに、子連れだと旅先で子供が熱を出したり怪我をしたりとなど、同時に予期せぬトラブルに遭遇するリスクも伴います。
そんな時、家族全員を守る強力なサポーターとなってくれるのが、「家族特約付きのクレジットカード」です。
家族特約付きのクレジットカードは色々ありますが、私が愛用しているマリオットボンヴォイアメックスプレミアムカードの家族特約です。
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムカードは、自身を持っておすすめできるカードですが、私のミスで、マレーシアでやらかしました…。
今回は、マリオットボンヴォイアメックスプレミアムカードの海外旅行保険の家族特約が適用されなかった話を紹介します。
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムカードの基本情報
旅好きはみんな持ってるマリオットボンヴォイアメックスプレミアムカード(長いので以下MBAカード)は、アメリカン・エキスプレスが提供する高級ホテルチェーン、マリオットボンヴォイとの提携カードです。
特徴1:年間150万円決済で高級ホテルが1泊無料
MBAカードで年間150万円以上決済すると、翌年に使える1泊分の無料宿泊特典がもらえます。
無料宿泊特典で泊まれるホテルは、マリオットやリッツカールトン、Wホテルなど、マリオットボンヴォイ系列の高級ホテルばかり。
私はこの無料宿泊特典で、パリの「パリ・マリオット・オペラ・アンバサダーホテル」に宿泊しました!
パリのホテル代はすこぶる高い&円安なので、ホテル代が1泊無料で泊まれるのは本当にありがたかったです。
※マリオットボンヴォイアメックスカードを発行した初年度は無料宿泊特典の付与はありません。
無料宿泊特典は、本人と同伴者1名が適用されます。
特徴2:手荷物を無料で配達してくれる
MBAカードを持っていれば、帰国時に空港から家まで無料で手荷物を配達できます。
とくに荷物が多くなりがちな子連れは、手荷物を配達することで片手が開くのでとても便利です。
国際線の利用時の対象で、利用できる空港は限られますが、私はこの特典を結構活用しています。
・羽田空港
・成田空港
・関西国際空港
・中部国際空港
特徴3:Marriott Bonvoyポイントが貯まる
MBAカードで決済すると、Marriott Bonvoyポイントが貯まります。
Marriott Bonvoyポイントの有効期限は、最後にポイントを獲得してから24か月間です。
24か月以内にポイントを新たに獲得すると、有効期限が24か月後に伸びます。
つまり、MBAカードをメインカードとして使っていれば有効期限が実質無期限ということです。
Marriott Bonvoyポイントは、宿泊や航空会社のマイルにも交換できます。
30以上のエアラインのマイルに交換できるのでめっちゃ使いやすい!
私はドイツ・ベルリンに行った時、「モクシー ベルリンオストバーンホフ」にポイント泊しました!
特徴4:海外旅行保険に家族特約が付いている
MBAカードは、海外旅行が利用付帯されています。
利用付帯とは、出国前に航空券やツアー代金などをMBAカードで支払った場合のみに補償が適用される保険のことです。
しかも、MBAカードは家族も補償対象!
例えば、家族が海外旅行中にケガや病気にかかり、現地の病院を受診しても、治療費や病院までの交通費を補償してもらえます。
補償内容は以下の通りです。
【海外旅行の補償内容】
保険種別 | 基本カード会員様 | 家族カード会員様 |
傷害死亡/
傷害後遺障害保険金 |
1億円
(1,000万円) |
5,000万円
(1,000万円) |
傷害治療費用保険金 | 300万円
(200万円) |
300万円
(200万円) |
疾病治療費用保険金 | 300万円
(200万円) |
300万円
(200万円) |
賠償責任保険金 | 4,000万円
(4,000万円) |
4,000万円
(4,000万円) |
救援者費用保険金
(保険期間最高) |
400万円
(300万円) |
400万円
(300万円) |
携行品損害保険金 | 50万円
(50万円) |
50万円
(50万円) |
乗継遅延/出航遅延/欠航/搭乗不能費用 | 1回につき最高2万円
(ー) |
ー |
受託手荷物遅延費用 | 1回につき最高2万円
(ー) |
ー |
受託手荷物紛失費用 | 1回につき最高4万円
(ー) |
ー |
【国内旅行の補償内容】
保険種別 | 基本カード会員様 | 家族カード会員様 |
傷害死亡/
傷害後遺障害保険金 |
5,000万円
(1,000万円) |
5,000万円
(1,000万円) |
入院保険金日額 | ー | ー |
手術保険金 | ー | ー |
通院保険金日額 | ー | ー |
※()内の金額は、基本カード会員/家族カード会員の家族に対する補償額
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムカードの海外旅行保険
MBAカードは、旅行傷害保険が利用付帯されています。
旅行傷害保険の補償を受けられるのは、カード会員本人と、配偶者、カード会員と生計を共にする家族のみです。
海外旅行の場合は、出国前に飛行機や電車、バス、船舶などの料金をMBAカードで支払わなければ補償されません。
次のものをMBAカードで支払っても、補償対象外となります。
電子マネーのチャージ代やデポジット代
プリペイドカード購入費
・空港利用税
・航空券の発券手数料
・航空券の消費税
・航空機の座席指
・定手数料
・ラウンジ利用料
・タクシー代
乳幼児がいる人は要注意
乳幼児がいる人は、MBAカードで飛行機代や公共交通機関の料金を支払っても、子供の分だけ補償対象外になる可能性があるので注意してください。
私が補償対象外になってしまった理由はここにあります。
投稿者: @magu.travelThreadsで見る
私は、ユナイテッド航空のマイルを使ってマレーシアに行きました。
MBAカードでは、ユナイテッド航空の手数料と、帰国時の札幌→旭川までの電車代を決済し、「これで利用付帯の条件クリア♪」と安心していました。
がっ!!!!!
ユナイテッド航空は燃料サーチャージが無料なので、まず補償対象外です。
そして、帰国時の札幌→旭川までの電車代。
こちらは息子がまだ4歳なので、座席を私1人分しか予約していなかったのです。
つまり、私は補償対象ですが、息子は補償対象外となります。
もし、私が出国前に札幌→旭川までの電車代を私と息子の名前で2人分予約していれば、息子も補償対象でした。
マレーシアで病院にかかる前に「オーバーシーズ・アシスト」へ電話して、息子が補償対象になっているか聞いて「大丈夫」とのことだったので病院に行ったのですがね…。
座席を必要としないような小さな子供がいる人は、本当に本当にしてください。
とにかく、子供名義で飛行機代(マイルでとってもサーチャージ代払ってればOK)、電車・バス代を出国前に支払っていればOKなので、多少お金がかかっても、バスや電車の席を子どもの名前でも予約しておくことをおすすめします。
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムカードの海外旅行保険だけで十分?別で旅行保険に入るべき?
海外旅行に行く歳は、クレジットカードの保険だけでは心もとないからと、別で海外旅行保険に入る人もいますよね。
子連れだとなおさら、海外でのトラブルが心配でしょう。
私も息子と初めての海外旅行に行ったときは、コロナ明けだったこともあって不安だったので、クレジットカードの保険以外に、損保ジャパンの「新・海外旅行保険off」という保険に入りました。
しかし、今後海外旅行に行く際に、クレジットカード以外の保険に入るか聞かれたら、答えはNOです。
キャンセル保険には毎回入っていますが。
海外での治療費にも日本の健康保険が使える
なぜ、私が海外旅行に行く際にクレジットカード以外の海外旅行保険に入らないかというと、
海外での治療費にも日本の健康保険が使えるからです。
意外と知られていないようですが、日本で健康保険に加入していれば、帰国時に協会けんぽに申請をすることで、医療費の一部が払い戻しされます。
全額ではありませんが、私の息子の治療費は8割くらいが返ってくるとのこと。
申請から1ヶ月以上かかってもまだ払い戻しされませんが…。息子の場合は8割以上返ってくるとのことでした!よかった(;_;)
なので、私のようにクレジットカードの海外旅行保険がまさかの形で補償対象外となったときは、日本の健康保険の制度を利用すれば大丈夫です。
とはいえ、アメリカなど医療費がとんでもなく高い国に行く際は、クレジットカードの保険意外にも、自分で海外旅行保険に入っておくとより安心だとは思います。
マレーシアやタイのような医療費がそこまで高くない国に行くなら、私にようにクレジットカードの保険だけで、万が一対象外となったら日本の健康保険制度を利用するのでもいいと思います。
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムカードで失敗はしたけど旅好きにはおすすめのカードで間違いなし
私は、事前によく規約を確認しなかったので、息子の医療費が補償対象外となってしまい、何時間も保険担当の方に相談しましたが、結局はやはり補償されませんでした。
一瞬MBAカードを恨みましたが、「じゃあMBAカードを解約するか?」と聞かれたら、無理!と答えます。
MBAカードは30以上のエアラインのマイルに交換できるので、使い勝手がよく、年会費が高くても手放す気になれません。
これから海外にたくさん行きたい!と思っている人は、MBAカードでマイルをザクザク貯めて、お得に海外旅行へ行くことをおすすめします。
(MBAカードの海外旅行保険を利用するなら規約を隅々までよく読んでね!!!!!!)
ではまた。
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